スキンケアは正しい順番、やり方で行わないと効果が十分発揮できません。
おじさんのスキンケアについて、基本を学んでおきましょう。
- スキンケア初心者
- 普段何となくでやっている男性
- 順番とか気にしていないおじさん
男性スキンケア正しい順番
スキンケア(肌ケア)は、正しい順番で行わないとせっかくのケアが無駄になってしまい、効果を最大限に発揮することができません。
また、朝と夜の違い、男性と女性の違いもあります。ただし、全てをやらないといけないというわけではありませんよ。
基本的なものを実施して、あとは自分の肌や生活と合うもの、必要なものを行うようにしていきましょう。
ボディスキンケア
スキンケア基本のやり方、ポイント
これだけやってほしい
基本フェイススキンケア
洗顔
役割:汗や皮脂、剥離した角質、肌についたほこりや大気汚染物質など、水性の汚れを洗い流す。
- 手を洗う
手が汚れていては顔を汚すようなものですね。
また、洗顔料の泡立ちも悪くなってしまいますよ。まず、石鹸・ハンドソープで手をきれいに洗いましょう。 - ぬるま湯で顔を洗う
32℃~36℃のぬるま湯で、顔を洗い毛穴を開かせて洗顔の効果を高めましょう。
温度が低いと汚れが落ちづらく、温度が高いと肌に負担をかけてしまいますよ。 - 洗顔料を泡立てる
洗顔料とぬるま湯を混ぜて、空気を入れ込むようによく泡立てましょう。
しっかりと泡立てることで、洗顔時の肌への摩擦ダメージを減らすことができますよ。
泡立てネットを使うとあわだちがかなり良くなるので、おすすめです。 - Tゾーンから洗う
とくに皮脂汚れの多い、おでこと鼻からよく洗って、その後全体を洗いましょう。
大事なのはゴシゴシ擦るのではなく、指の腹と手のひらで泡をすべらすように洗うことです。 - ぬるま湯でしっかりすすぐ
32℃~36℃のぬるま湯で、洗顔料が残らないようにしっかりとすすいでください。
温度が低いと汚れが落ちづらく、温度が高いと肌に負担をかけてしまいますよ。
ダメな洗顔方法
- 使用方法を守らない
- 洗顔時間が長い
- 1日に3回以上洗顔をする
- 冷たい水、熱いお湯で洗う
- 泡立てずに洗う
- ゴシゴシ擦るように洗う
- ちゃんとすすいでいない
髭剃り
役割:無精ひげをなくす、または髭を整えることで清潔感のある印象になる。
- 洗顔をする
洗顔をしておくことで、汚れが落ちて髭剃りがしやすくなります。
また、髭や肌が水分を含みやわらかくなりことも大事な要素ですね。
時間のある方は、美容室のようにあたたかいタオルで蒸らすのが有効ですよ。 - シェービング剤を塗る
シェービングローション、ジェル、クリームを塗ることで髭剃りがしやすくなります。
また、肌へのダメージを減らすこともできるので、使用することをおすすめしますよ。
カミソリなのか電動シェーバー、乾燥肌なのか脂性肌によって合ったシェービング剤が違うので自分にあるものを選びましょう。 - 髭を剃る
シェーバー強く当てないよう優しくすべらせるように剃りましょう。
シェーバーを持っていない方の手で肌を伸ばし、髭を立たせながら剃るとより剃りやすくなりますよ。
また、あまり早く動かすとヒゲをキャッチできずに、余計時間がかかってしまいます。
ゆっくりと確実に剃ることで、回数が減り肌への負担も軽減できますので慌てずに行いましょうね。 - アフタースキンケアをする
髭剃り後の肌は、少なからずダメージを受けています。
そのままにせず、化粧水や乳液・クリーム、またはアフターシェーブローションなどを使用しましょう。
ダメな髭剃り方法
- 寝起きすぐ
- いきなり髭剃りから
- シェービング剤不使用
- シェーバーを強く当てる
- 何回も同じ場所を剃る
- 劣化した刃を使用している
- アフターケアをしない
化粧水
役割:洗顔、入浴などで失われた水分を肌に補給して保湿する。
- 洗顔をする
洗顔をしておくことで、汚れや皮脂が落ちて化粧水の入りがよくなります。
すすいだ後の水滴は優しくタオルで拭き取っておきましょう。 - 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている、使用量を手のひらに出す。
両方の手のひらでこぼれない程度、広げ体温で温めましょう。
コットンを使う方法もありますよ。 - 肌になじませる
顔の中心から外側に向かって全体になじませ、両手で肌をやさしく押さえて化粧水を浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
首やデコルテも塗ることがおすすめですよ。
ダメな化粧水の使い方
- 使用方法を守らない
- 塗り残しがある
- 強く叩く
乳液またはクリーム
役割:肌の水分蒸発を防ぐため、蓋をする。
- 化粧水または美容液を塗る
乳液やクリームの使用前に、肌へ水分を補給するため、化粧水や美容液を塗りましょう。
乳液やクリームは水分を閉じ込めるのがメインなので、先に水分を補ってあげることが必要ですよ。
しっかりと化粧水や美容液が肌になじんでから次のステップへ。 - 適量を手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、乳液を体温で温めましょう。 - 肌になじませる
手のひら全体で優しく中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。
乾燥しやすい口元やフェイスラインは特にしっかりとつけて、皮脂分泌量の多いおでこや鼻はやや軽めにつけるとテカリにくくなりますよ。
両手で肌をやさしく押さえて、なじませたら完了です。
首やデコルテも塗ることがおすすめですよ。
ダメな乳液・クリームの使い方
- 使用方法を守らない
- 塗り残しがある
- 強く叩く
日焼け止め
役割:紫外線による肌へのダメージを防ぎ、変色やしわ、たるみを予防する。
- 乳液またはクリームを塗る
日焼け止めを先に塗ってしまうと化粧水や乳液が浸透しにくくなります。順番には注意しましょうね。 - 顔に塗る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出す。
両頬・額・鼻・あごの5か所に分けて日焼け止めを置く。
中指と薬指2本の第1関節までを使って、ていねいに伸ばしてなじませます。
手に塗り広げてしまうと、顔に塗る日焼け止めの量が減ってしまうので気を付けましょう。 - 首に塗る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出す。
首、デコルテなど数か所に分けて日焼け止めを置く。
中指と薬指2本の第1関節までを使って、ていねいに伸ばしてなじませます。
手に塗り広げてしまうと、顔に塗る日焼け止めの量が減ってしまうので気を付けましょう。
ダメな日焼け止めの使い方
- 使用方法を守らない
- 手のひらで伸ばしてから塗る
- 塗り残しがある
- 外出直前に塗る
さらに上を目指す男前
フェイススキンケア
これだけやってほしい基本フェイススキンケアと重複しない項目のみ説明しますね。
クレンジング
役割:メイクや毛穴の奥に詰まった皮脂汚れ、黒ずみなど主に油性の汚れを落とします。
- 手を洗う
まず、手をきれいに洗って手についた汚れや細菌を落とします。
洗い終わったらタオルで手の水分をしっかりと拭き取りましょう。
クレンジング剤の効果が弱まってしまわないために大事なことですよ。 - ポイントメイクを落とす
ポイントリムーバーをコットンに適量出す。
染み込ませるようにメイクにリムーバーをなじませる。
数秒置いてメイクがなじんだら、優しく拭き取りましょう。
細かな汚れや、取れにくい場合はコットンを折った角の部分を使う、または綿棒を使用すると取れやすいですよ。 - 適量を手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、クレンジング剤を体温で温めましょう。
冬など、寒いときはクレンジング剤が固めになることがあります。
伸ばしにくくなり、取り扱いづらくなるので人肌ぐらいまで温めるとよいですよ。 - 顔に塗る
皮脂や汚れの多いTゾーンやあご、次に頬へという順番がよいでしょう。
指先と指の腹で円を描くようにメイクと馴染ませる。
その後に、手に少しぬるま湯をとって同じように円を描くように優しく馴染ませます。
白っぽくなって、サラサラとした触り心地になればクレンジング剤が乳化しているのでOKです。 - ぬるま湯でしっかりすすぐ
32℃~36℃のぬるま湯で、クレンジング剤が残らないようにしっかりとすすいでください。
ゴシゴシと擦らずにたっぷりのぬるま湯で、すすぎ残しのないよう流しましょう。
ダメなクレンジングの使い方
- 使用方法を守らない
- 冷えて固い状態で状態で使う
- ゴシゴシと擦る
- すすぎ残しがある
ブースター(導入美容液)
役割:化粧水や美容液の浸透を高め、肌へのなじみをよくする。化粧水の前にもう1ステップ手間をかけることで、よりうるおいのある肌へ近づくことができます。
- 洗顔をする
洗顔をしておくことで、汚れや皮脂が落ちて導入美容液の入りがよくなります。
すすいだ後の水滴は優しくタオルで拭き取っておきましょう。 - 適量を手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、導入美容液を体温で温めましょう。 - 肌になじませる
顔の中心から外側に向かって全体になじませ、両手で肌をやさしく押さえて化粧水を浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
首やデコルテも塗ることがおすすめですよ。
ダメな導入美容液の使い方
- 使用方法を守らない
- 塗り残しがある
- 強く叩く
美容液
役割:美容成分を凝縮したスキンケアアイテム。肌の悩みに合わせた集中的なケアができる。
- 化粧水を塗る
美容液の使用前に、肌へ水分を補給するため、化粧水を塗りましょう。
しっかりと化粧水が肌になじんでから次のステップへ。 - 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、美容液を体温で温めましょう。 - 肌になじませる
顔の中心から外側に向かって全体になじませ、両手で肌をやさしく押さえて化粧水を浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
美容液は種類により、美白、保湿、エイジングケアなど効果が様々です。自分に合ったものを正しく使用しましょう。
ダメな美容液の使い方
- 使用方法を守らない
- 塗り残しがある
- 強く叩く
パック
役割:肌に密着し、水分を逃がさずにうるおいまたは美容成分を肌に与える。
- 化粧水または美容液を塗る
パックの使用前に、肌へ水分または美容成分を補給するため、化粧水や美容液を塗りましょう。
しっかりと化粧水や美容液が肌になじんでから次のステップへ。 - 顔につける
目や鼻の位置に合わせてパックを顔につけます。隙間ができないようにしっかりと密着させましょう。
製品に記載されている時間、つけたままにしておきます。 - パックを取って液をなじませる
パックを取り外したら、両手で肌をやさしく押さえて残っている液を浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
パックは種類により、美白、保湿、エイジングケアなど効果が様々です。自分に合ったものを正しく使用しましょう。
ダメなパックの使い方
- 使用方法を守らない
- 肌に密着していない
- 決められた時間を守らない
- 強く叩く
アイクリーム
役割:目元の皮膚の保湿。乾燥によるシワ、クマ、たるみなどの予防。
- 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、体温で温めましょう。 - 目元につける
目元にアイクリームをつけて、やさしく伸ばしてなじませましょう。
ダメなアイクリームの使い方
- 使用方法を守らない
- 肌になじませるときに擦る
コンシーラー
役割:青髭や目元のクマ、毛穴やシミ、ニキビ跡などを隠せる。
- 洗顔、化粧水、乳液などのスキンケアを済ます
肌が汚れていたり、乾燥していたりするとコンシーラーがはがれやすくなってしまいます。先に洗顔、化粧水、乳液といったスキンケアを済ませておきましょう。 - 顔につける
シミなどの気になる部分に、コンシーラーを適量つける。隠したいからといって、つけすぎてしまうとかえって不自然になり、目立ってしまいますので注意が必要です。 - 塗り広げる
やさしく塗り広げていき、気になる部分を隠します。塗っていないところとの境目が分からなくなるようにぼかすように馴染ませましょう。
ダメなコンシーラーの使い方
- 使用方法を守らない
- 事前にスキンケアをしない
- つけすぎる
- 境目がはっきりしている
オイル
役割:肌の水分蒸発を防いでうるおいを保つ。肌を柔らかくなめらかにする。
- オイルはタイプ、用途により順番が異なる
角栓ケアとして使用する場合は、クレンジングの後。
ブースターとして使う場合は、化粧水の前。
乾燥を防ぐために使用する場合は、スキンケアの一番最後。 - 適量を手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、オイルを体温で温めましょう。 - 塗り広げる
顔の中心から外側に向かって全体になじませ、両手で肌をやさしく押さえてオイルを塗り広げましょう
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
ダメなオイルの使い方
- 使用方法を守らない
- 事前にスキンケアをしない
ボディスキンケア
石鹸またはボディソープ
役割:洗浄成分や保湿成分が入っており、身体に付着した汚れや皮脂を洗い落とす。
- シャワー浴びる
まず、シャワーを体全体にかけて表面についた汚れや皮脂を流し体を温めます。
36~40℃が適温です。低すぎると汚れや皮脂が落ちづらく、高すぎると必要以上に皮脂を流してしまいます。 - 石鹸またはボディーソープを泡立てる
しっかりと石鹸またはボディーソープを泡立てましょう。 - 泡でやさしく洗う
泡を手で伸ばすようにやさしく体を洗いましょう。
タオルやスポンジを使用する場合は、素材に注意し、柔らかく摩擦の少ないものを選ぶようにしましょう。 - しっかりと洗い流す
やさしめのシャワーで、すすぎ残しのないようにしっかりと流しましょう。
シャワーの勢いが強い方が流しやすいですが、肌に負担をかけてしましますので注意してください。
ダメな石鹸またはボディソープの使い方
- 水や熱すぎるお湯
- 泡立てない
- 洗い残し
- すすぎ残し
- 強いシャワー
ボディローション
役割:体を保湿するスキンケア用品。ボディクリームより水分比率が多い。
- 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、体温で温めましょう。 - 肌になじませる
体全体になじませ、手で肌をやさしく押さえてるように浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
ダメなボディローションの使い方
- 使用方法を守らない
- 強く叩く
- お風呂上りから時間がたっている
ボディクリーム
役割:体を保湿するスキンケア用品。ボディローションより油分比率が多い。
- 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、体温で温めましょう。 - 肌になじませる
体全体になじませ、手で肌をやさしく押さえてるように浸透させましょう。
この時、強い力で叩くようにパッティングするのは、肌へ負荷がかかるのでよくありません。
ダメなボディクリームの使い方
- 使用方法を守らない
- 強く叩く
- お風呂上りから時間がたっている
ハンドクリーム
役割:主に手の保湿、保護、修復。ものによって効果は様々。化粧品ハンドクリームは、保湿。医薬部外品ハンドクリームは、ひび、あかぎれなどを防ぐ。医薬品ハンドクリーム:ひび、あかぎれを修復する。
- 手を洗う
手をきれいに洗いましょう。手が汚れていては効果が最大限発揮できません。 - 適量手に取る
裏面や説明書に記載されている使用量を手のひらに出して、体温で温めましょう。 - 肌になじませる
指、手のひら、手の甲すみずみまでしっかりと手全体になじませましょう。
ダメなハンドクリームの使い方
- 手が汚れている
- 使用方法を守らない
- 塗り残しがある
まとめ
おじさんは若いころと違い、肌の老化が進んでいます。今まで通りと思わず、今後はどんどんと肌トラブルが出てくることが増えてきます。1日でも早くスキンケアを始めましょう。
基本のスキンケア、ボディケアから始めて、個々に合わせてさらに上を目指す男前スキンケアも試してみてください。
一見大きなことでないように思うかもしれませんが、スキンケアで日常が変わることもありますよ。
おじさんを楽しんでいきましょう。
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